電動アシスト自転車の安全と利便性の向上を目指した結果、法令基準が改正されることとなりました。
一部、速くなるなどの誤情報をお聞きしたりしますが間違いです。
ユーザーの多くが女性や高齢者など、いわゆる体力弱者であることから、スムーズな発進、疲労の軽減などを目的としたものです。
発進時、上り坂などしっかりと漕がなくてはふらふらするところを安全性向上の為にアシスト比率を高める。
体力弱者の方の走行を容易化し、疲労を軽減する為にアシスト比率を高める。
というのが主です。
漕ぎだしが楽になる為、交差点での一時停止を確実に行ってもらうことにより、事故防止にもなると期待されております。
従来は15km/hまで1:1の比率でしたが改正内容は
10km/hまで1:2とするものです。あくまで最大値を定めるものです。(必ずしも各メーカーとも同じ性能とは限りません。)
今まで、1/2の力で走っていたのが更に1/3の力で走れるようになるのです。楽になるのは間違いないようです。
いいことばかりではなく、対歩行者との関係も懸念されております。
楽に走れるといっても歩道を10km/hプラスαで走られると歩行者から見れば、暴走自転車!モラル・マナーは必要です。
余談ですが、日本国内で走行できる電動アシスト自転車には形式認定が必要です。(絶対ではないですが個人で違法かどうか判断するのは不可能)
形式認定番号の無いものは違法の可能性があります。
知らなかったでは済まないのが法律です。どうかお気をつけて。